体育系

運動部

 年間を通じた運動を目的に、フロアバレーボール、水泳、ゴールボール、卓球(サウンドテーブルテニス)の4つの競技を行う部活です。近畿地区盲学校の大会に出場することを目指して活動しますが、競技を通じて体力づくりやコミュニケーション能力の向上を図ることも目指しています。

★ 活動内容   
 フロアバレーボールは、通常のバレーボールとは違い、床面でボールを転がして行うものです。前衛(アイシェイドをつけた全盲プレイヤー)と後衛(弱視)がそれぞれのエリア内で声かけ等で協力して戦う競技です。主に、前衛はブロックとアタック、後衛はレシーブ、パス、アタックを行います。
 詳しくは、日本フロアバレーボール協会のホームページを参照ください。

 水泳は、通常の水泳種目と変わりませんが、泳者が全く見えていない場合は、
ゴールやターンの直前に頭部を道具で軽くたたいて知らせてもらうことがありま
す。見えない状態でコースロープを頼らずに真っ直ぐ泳ぐことは大変難しく、で
きるだけロスを減らしてタイムをよくすることを目指します。


 ゴールボールは、アイシェイドをしたプレイヤーが3対3にわかれ、鈴の入ったバスケットボール大の重いボールを転がして、相手コートのエンドライン幅のゴールを交互に狙う競技です。
 バレーボールと同じ大きさのコートですが、見えなくてもラインテープの下に凧ヒモを入れることでラインを手や足で感じたり、真ん中など位置を確認する短いライン、エンドラインにあるゴールポストの枠を目安にして自分の位置を確認したりしながら、3人で協力して攻撃と守備を行い、相手ゴールに入れた点数を競います。

 卓球は、サウンドテーブルテニスと通常の卓球を行います。サウンドテーブルテニスは、ガードのついた卓球台、ピンポン球が下を通過できるネット、ラバーのないラケット、鉛の小さい玉が中にあり転がると音がするピン球と独自の道具とルールからなる音を頼りにした視覚障害者向けの卓球競技です。

柔道部

 年間を通じた運動を目的に行う柔道部です。国内大会に出場することや健康
の保持増進を目的におき、お互いに相手を思いやる気持ちを育てることを踏ま
えて、練習をしています。
 活動内容
 柔道は、全盲と弱視および体重でクラスが分かれています。「組む」ことか
ら始まり、その他は一般の柔道と同じように行います。受け身、寝技、技の打
ち込みを練習しています。