滋賀県立盲学校のHPへようこそ!


 

      本校は、明治41年(1908年)に開設した「彦根訓盲院」をルーツとして、今年で創立117年を迎える
     歴史ある学校です。令和7年度は、幼稚部3名、小学部5名、中学部2名、高等部3名、理療科7名の
     合計20名が在籍しています。また、滋賀県で唯一の視覚障害に特化した学校でもあることから、
     距離的に日々の通学が困難な児童生徒を対象とした寄宿舎が設置されています。
      医療技術の発達や、インクルーシブ教育の推進などが要因となり、在籍者数は年々減少傾向では
     ありますが、学校内での教育活動はもちろんのこと、視覚障害への理解に対する啓発、滋賀県全県の
     学校や、市町の教育委員会からの依頼を受けての相談、支援業務など、幅広い役割を担っております。
     また本校では、成人された方々を中心にして、「あん摩マッサージ、指圧、はり、きゅう」の国家試験
     合格を目指す理療科が設置されており、その教育課程の中において、外来診療として一般の方々の
     治療にもあたっています。
      幼稚部の幼児から、理療科で学ばれる成人の方まで、幅広い年齢層で構成されておりますが、
     冒頭でも申し上げたように、在籍者数が少ないこともあって、幼児児童生徒と教職員のお互いが、
     顔や声そして名前がわかるアットホームな学校です。創立以来、現在の校地になるまでに何度か
     移転を繰り返しましたが、常に国宝彦根城に見守られ、国内最大を誇る琵琶湖の恩恵を受けながら、
     その歴史を紡いできました。これからも、滋賀県の視覚障害教育はもちろんのこと、
     関係団体とも連携しながら視覚障害者への支援業務などの中心的役割を果たしていきます。

 

                            滋賀県立盲学校 第24代校長 清水 義文