寄宿舎

◇寄宿舎の教育目標◇ 
 

 学校教育の一環として生活指導に当たる。舎生一人一人の発達や障害に応じた取り組みを推進していくことによって、豊かな人間性と社会性を身につけさせる。


(1)基本的生活習慣の確立をはかる。
(2)社会的自立をめざし、必要な社会性を身につけるとともに生活技術を向上させる。
(3)集団生活の中で、互いの信頼関係を深め、規律ある生活を通して、豊かな人間性を養う。
(4)学習に対する積極的な意欲を育てる。

盲学校 寄宿舎の一日

15時00分~ ただいまぁ-。

「放課後は、何して遊ぼうかぁ?」「おやつは、何かなぁ?」、楽しみに帰ってきます。寄宿舎の一日の始まりです。
天気が良ければ公園へ、雨の日は、みんなでおやつを作っていただく事もあります。

17時30分~ 夕食  いただきまぁーす。

卒業後の就労を見添えて、配膳に取り組む舎生もいます。任された仕事をやり切る事、仲間と協力しながらやり切る事で、自己肯定感が高められるのも寄宿舎の魅力です。
みんなが揃ってから、「いただきます。」をします。仲間を意識出来る事、仲間の存在を感じる事、仲間を待てることを大切にしながら食事をしています。

18時30分~ ほっこりタイム  学習やお風呂へ

高等部、理療科の生徒は、将来に向けて、自主的に学習をしています。

21時00分~ おやすみなさい

児童、生徒達の年齢、実態に応じて就寝に入っていきます。昼間の活動で心地よい疲れを感じる事により、心の安定、生活リズムの安定にもつながります。

6時30分~7時00分 起床

舎生の中には、起床時間より早く起きる舎生もいれば、時間ギリギリまで寝ている舎生もいますが、 大人に起こしてもらうのではなくて、仲間を見ながら、感じながら、時間に見通しを持ち、自立にむけた生活を作っていきます。

8時30分  いってきまぁ-す。

「ただいまぁ。」から始まる寄宿舎の生活です。舎生達は散歩や買い物、遊具あそび、おやつづくりとやりたいことが一杯です。
仲間達と一緒に遊び、食事をして、お風呂に入り、 時には互いの要求のぶつかり合いもありますが、これも集団生活の醍醐味です。
自分で折り合いをつけながら、舎生達はたくましく成長していきます。